「石川県の人口動態」推計結果の要約


(平成11年10月1日〜平成12年9月30日)

        

 調査の方法

 この人口動態は、平成7年10月1日現在の国勢調査による人口及び世帯数を基に、その後の石川県人口移動統計調査による月々の出生、死亡、転入及び転出(住民基本台帳法に基づく異動)を加減して推計算出したものです。このため国勢調査人口には外国人が含まれていますが、月々の人口移動数には外国人が含まれていません。また、月々の出生、死亡、転入及び転出は必ずしもその月に生じたものではなく、その月に届出があったものです。
 従って、以下の統計数値は、平成12年10月1日に実施された国勢調査の結果とは一致していません。

 


1 人 口 総 数

  人口総数 1,184,642人
          (平成12年10月1日現在推計人口)

   ・ 推計人口は1,184,642人(男572,907人、女611,735人)
  ・ 前年比では761人(0.06%)の増加となった。

 

  総人口及び増加率の推移グラフ

  

2 人口増加の要因

    自然増加数 2,103人 社会増加数 △1,342人

  ・ 出生者数11,505人に対し死亡者数は9,402人、差し引き2,103人の自然増加となった。
  ・ 県外からの転入者22,598人に対し県外への転出者は23,940人、差し引き1,342人の社会減少となった。

 

 

3 地域別人口

    加賀地域は増加、能登地域は減少

  ・ 加賀地域では石川中央が2,971人(0.42%)、南加賀が323人(0.14%)それぞれ増加した。
  ・ 能登地域では、奥能登△1,410人(△1.56%)、七尾鹿島△587人(△0.69%)、羽咋郡市△536人(△0.80%) といずれも減少した。

   

◎加賀・・・河北郡以南の市郡                                   ○南 加 賀・・・小松市、加賀市、江沼郡、能美郡
   
◎能登・・・羽咋郡以北の市郡                                   ○石川中央・・・金沢市、松任市、石川郡、河北郡
                                                                                   ○羽咋郡市・・・羽咋市、羽咋郡
                                                                                   ○七尾鹿島・・・七尾市、鹿島郡
                                                                                   ○奥 能 登・・・輪島市、珠洲市、鳳至郡、珠洲郡
                                                    

                        
地域別人口構成比の推移グラフ

4 市町村別人口

    金沢市近郊市町村で人口増加

  ・ 市町村別人口では、1位が金沢市の457,755人で県人口の38.6%を占め、次いで小松市、加賀市、松任 市、七尾市の順である。
  ・ 県内41市町村のうち人口が増加したのは3市9町1村で、増加数が多かったのは、金沢市(1,107人)、津幡町(698人)、野々市町(461人)等であった。増加率では、美川町(3.43%)、津幡町(2.07%)、寺井町(1.51%)等金沢市近郊市町村で高くなっている。
  ・ 人口が減少したのは5市17町4村で、減少数の多かったのは、加賀市(△435人)、輪島市(△386人)、珠洲市(△348人)等であった。減少率では、吉野谷村(△3.31%)、内浦町(△1.90%)、珠洲市(△1.17%)の順となっている。


人口、増加数、増加率の順位(上位5位まで)

順位 市町村名 人口(人) 市町村名 増加数(人) 市町村名 増加率(%)
金沢市  457,755 金沢市    1,107 美川町       3.43
小松市  108,592 津幡町      698 津幡町       2.07
加賀市   68,731 野々市町      461 寺井町       1.51
松任市   65,271 美川町      419 根上町       1.41
七尾市   48,196 小松市      247 辰口町       1.36

          注 人口は平成12年10月1日現在、増加数、増加率は平成11年10月から平成12年9月の1年間

 

5 年齢別人口

  年少人口及び生産年齢人口割合の縮小、
                               老年人口割合の拡大が続く

  ・ 年齢3区分別人口は、年少人口(0〜14歳)が175,809人(14.8%)、生産年齢人口(15〜64歳)が788,835 人(66.6%)、老年人口(65歳以上)が219,905人(18.6%)となっている。
 ・ 前年と比較すると、年少人口が2,003人減少(0.2ポイント低下)、生産年齢人口が2,211人減少(0.2ポイント低下)、老年人口が4,975人増加(0.4ポイント上昇)している。

 年齢構造指数
・年少人口指数= 年少人口(0〜14歳) ×100
生産年齢人口(15〜64歳)
・老年人口指数= 老年人口(65歳以上) ×100
生産年齢人口(15〜64歳)
・従属人口指数= 年少人口(0〜14歳)+老年人口(65歳以上) ×100
生産年齢人口(15〜64歳)
・老 年 化 指 数= 老年人口(65歳以上) ×100
年少人口(0〜14歳)
年齢構造指数の推移グラフ

 

6 世帯数及び1世帯当たり人員

    世帯数 414,898世帯、1世帯当たり人員 2.86人

  ・ 平成12年10月1日現在の推計世帯数は、414,898世帯で、この1年間に4,533世帯(1.10%)増加した。
 ・ 1世帯当たりの人員は、2.86人で、前年を0.02人下回っており、世帯規模の縮小が続いている。
 ・ 1世帯当たりの人員の多いのは川北町(4.00人)、鳥越村(3.69人)、河内村(3.67人)等であり、少ないのは野々市町(2.33人)、門前町(2.47人)、金沢市(2.55人)等であった。

 

 

7 出生及び死亡の状況(自然動態)

    金沢市近郊で自然増加、能登地域では自然減少

  ・ 自然増加となったのは金沢市(1,790人)、野々市町(417人)、松任市(254人)等15市町村であった。
 ・ 自然減少となったのは、珠洲市(△164人)、輪島市(△128人)、七尾市(△115)等26市町村であった。


出生・死亡・自然増加率の順位(上位5位)

区分 自然増加率 出生率 死亡率
順位 市町村名 率(‰) 実数(人) 市町村名 率(‰) 実数(人) 市町村名 率(‰) 実数(人)
野々市町   9.16      417 野々市町  13.31      606 吉野谷村    28.44        43
宇ノ気町   6.77        85 美川町  12.93      158 穴水町    14.89       167
美川町   6.14        75 宇ノ気町  12.34      155 珠洲市    14.32       287
寺井町   6.01        91 鳥屋町  12.30       68 柳田村    14.07         63
津幡町   5.45      184 河内村  12.25       15 門前町    13.93       114

       注 平成11年10月から平成12年9月までの1年間の計である。

  ・出生率(‰)= 1年間の出生者数 ×1,000  ・死亡率(‰)= 1年間の死亡者数 ×1,000
期初人口(H11.10.1) 期初人口(H11.10.1)

 

 移動者の状況(社会動態)

    1年間の移動者数は67,429人で引き続き減少

  ・ 本県におけるこの1年間の移動者数は、県内動者数20,891人、県外からの転入者数22,598人、県外への転出者数23,940人、合計67,429人であり、前年に比べ553人減少した。
 ・ 県外移動者については、隣県及び大都市圏との移動が多かった。転入超過となったのは、26道府県で、富山県(210人)、栃木県(154人)、新潟県(85人)等であった。転出超過となったのは、20都府県で、東京都(900人)、愛知県(332人)等となっている。

  他都道府県との移動状況グラフ

★詳細は、下記のリンクから統計表をダウンロードしてご覧下さい。

 市町村別推計人口・世帯数(平成12年10月1日現在)(Excel97形式:32KB)

 1年間の人口動態(市町村別)(平成11年10月1日〜平成12年9月30日)(Excel97形式:33KB)

 年齢(各歳)別、男女別人口(石川県計)(平成12年10月1日現在)(Excel97形式:22KB)

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