１　農家数

総農家数は36,653戸

• 総農家数は36,653戸(県総世帯数411,609戸の8.9%)となり、前回(平成７年)に比べ5,241戸、12.5%減少した。このうち、販売農家は15.4%減少し28,407戸(総農家数の77.5%)となり、自給的農家は1.0%減少し8,246戸(同22.5%)となった。

• 販売農家を主副業別にみると、主業農家は2,265戸で、このうち、65歳未満の農業専従者がいる主業農家は1,777戸となっている。

• 販売農家のうち専業農家は3,068戸(総販売農家数の10.8%)であり、このうち、男子生産年齢人口のいない世帯は2,215戸(同7.8%)である。また、第１種兼業農家数は1,896戸(同6.7%)、第２種兼業農家数は23,443戸(同82.5%)である。

大規模農家が大幅に増加

• 販売農家を経営耕地面積規模別にみると、前回に比べ7.5ha以上の階層ですべて増加し、特に10.0〜15.0ha階層が37.8%、15ha以上階層が42.3%と大幅に増加した。

• 販売農家を農産物販売金額規模別にみると、前回に比べ販売なし、50万円未満を除くすべての階層で減少し、1,000万円以上の農家の割合は2.7%とわずかに減少した。

２　農家人口と就業構造

農家人口の高齢化が進む

• 農家人口は157,757人(県総人口1,184,435人の13.3%)となり、前回に比べ26,134人、14.2%減少した。また、農家人口の高齢化が進んでおり、65歳以上の占める割合は前回の24.2%から28.2%に高まった。

• 農家人口のうち、この１年間に農業に従事したことのある世帯員(農業従事者)は85,224人となり前回に比べ12.7%減少した。また、農業就業人口は37,660人となり前回に比べ5.9%減少した。このうち、基幹的農業従事者は17,316人となり前回に比べ0.6%減少した。

• 同居している農業後継者がいる農家数は販売農家数の58.3%であり、このうち、主として農業に従事している農業後継者がいる農家は5.7%である。

３　土地

大規模階層への耕地の集積が進む

• 農家の経営耕地面積は3,720,787a(県土面積418,515haの8.9%)となり、前回に比べ314,645a、7.8%減少したが、農家１戸当たりの経営耕地面積は前回の96aから102aに増加した。

• 経営耕地面積の大きい農家の耕地面積シェアが高まる傾向にあり、販売農家では5.0ha以上の農家の耕地面積シェアが前回の14.0%から18.2%に高まった。

• 経営耕地面積規模の大きい階層ほど、耕地を借り入れている農家の割合が高くなっており、販売農家のうち、2.0〜5.0ha階層では77.1%の農家が、5.0ha以上階層では91.8%の農家が耕地を借り入れている。

４ 農作業の受託

水稲作を請け負った農家数の減少

• 水稲作作業を請け負った農家数は2,394戸となり、前回に比べ200戸、7.7%減少した。

５ 農業経営の取組

販売農家の２割が環境に配慮した農業を実施

• 環境に配慮した農業に取り組んでいる農家数は4,969戸で，販売農家に占める割合は17.5％となっている。

６　農家以外の農業事業体調査

• 農家以外の農業事業体数は106事業体で、前回(平成７年)に比べ18事業体(20.5%)増加した。このうち、販　売を目的とする事業体は、82事業体で、16事業体(24.2%)増加した。

＜林業事業体調査＞

林家数

総林家数は13,445戸

• 総林家数は13,445戸となり、前回(平成２年)に比べ1,166戸(8.0%)減少した。このうち、農家林家は8,270戸　 で、2,532戸(23.4%)減少し、非農家林家は5,175戸で1,366戸(35.9%)増加した。

すべての階層で林家が減少

• 林家数を保有山林規模別にみると、前回に比べすべての階層で減少した。

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