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■ 2006年11月 学校給食あれこれ

 小中学校の給食が原因の食物アレルギー事故が年300件以上起きていることが国立病院機構相模原病院と全国学校栄養士協議会(全学栄)の行った2002(H14)〜2003(H15)年の全国調査((財)学校給食研究改善協議会 機関誌「すこやか63号」参照)で明らかになりました。
 アレルギー原因食物としては年によってバラツキがあるものの、乳製品、甲殻類(エビ・カニ)、果物(主にキウィ)などが上位を占めていますが、厚生労働省の調査では上位を占める小麦が学校給食ではほとんど問題になっていない点が特徴的となっています。(図1参照)
 また、全国の公立小中学校で2005年度(H17年度)に、18億円を超える給食費が滞納されていたことが読売新聞の調査によって明らかになりました。
 この調査は全国1840の区市町村に対して行われ、約85%の1,575区市町村から回答があり、滞納総額は18億2,035万円に上り、本来徴収されるべき給食費の約0.53%を占めています。
 都道府県別にみると、滞納率(滞納額が徴収対象額に占める割合)が高いのは沖縄県(4.09%)、北海道(1.38%)、宮城県(1.11%)などで、反対に低いのは愛媛県(0.04%)、福井県、徳島県(0.06%)など。石川県は0.15%の547万円となっています。
 滞納の理由については「経済的困窮のため」という家庭が増えている一方で、「保護者による支払い拒否」の家庭が増えているとの指摘もあり、この傾向は比較的人口の多い自治体にみられるようです。(図2参照)

アレルギー原因食物内訳

H17年度都道府県別給食費滞納率

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